『クエストオブダンジョンズ』は、邪悪な帝王に奪われた世界の光を取り戻すため、魔物が巣食う地下迷宮へと潜るターン制ローグライクゲーム。日本ではまず2016年11月16日にフライハイワークスからニンテンドー3DSおよびWii U(ダウンロード専用)で発売されました。その後、2017年02月24日にはクロスファンクションからPlayStation 4版が、同年08月10日にはフライハイワークスからNintendo Switch版が発売されています。プレイヤーは、屈強な「ウォーリア」、魔法を操る「ウィザード」、遠距離攻撃の「アーチャー(アサシン)」、特殊な力を持つ「シャーマン」という能力の異なる4人の勇者から一人を選び、入るたびに構造が変化する自動生成ダンジョンの最深部を目指します。

ゲームプレイは、自分が一回行動すれば敵も一回行動するという、ローグライクの王道であるターン制システムを採用しています。敵に隣接して攻撃するか、魔法で遠くから焼き払うか、あるいは不利と見て通路へ逃げ込むか、すべての行動が戦略となります。ダンジョン内には強力な武器や防具、魔法書が落ちていますが、一度倒れればレベルも装備も失って最初からやり直しとなる「パーマデス」方式のため、一手のミスが命取りとなる緊張感があります。しかし、全体のゲームテンポは非常にスピーディで、サクサクと探索を進められるカジュアルさも兼ね備えています。

本作の独自性は、16bit時代のレトロゲームを意識したドット絵ビジュアルと、ローグライク初心者でも入り込みやすいシンプルな設計にあります。複雑な空腹度や識別システムなどを極力排除し、純粋に戦闘と探索、そしてアイテム収集の楽しさにフォーカスしています。また、各機種ごとの特徴も活かされており、特にWii U版や3DS版では下画面にマップやステータスを表示することで快適なプレイ環境を実現しています。ちょっとした空き時間に冒険し、気づけば何度も挑んでしまう中毒性を持った、ローグライク入門としても最適な一作です。

開発元のUpfall Studiosは、ポルトガルの個人開発者David Amador氏によるスタジオです。本作は「コーヒーブレイク・ローグライク」を目指して開発され、手軽さと奥深さのバランスが高く評価されました。ローグライクゲームの源流である『ローグ』や『不思議のダンジョン』シリーズに興味を持った方は、その歴史や変遷を解説した書籍などを読むことで、このジャンルが持つ「死んで覚える」面白さの本質をより深く理解することができます。
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