『ONE PIECE 大海賊闘技場』(ワンピース だいかいぞくコロシアム)は、2016年9月21日にバンダイナムコエンターテインメントからニンテンドー3DS向けに発売された2D対戦アクションゲームです。開発はアークシステムワークスが担当し、『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』と同じエンジンを用いた作品で、ジャンプキャラゲーとしての集大成的な内容となっています。

本作では、モンキー・D・ルフィやロロノア・ゾロ、サボ、ドフラミンゴ、藤虎、テゾーロなど、原作・映画・オリジナルを含む23人のプレイアブルキャラクターと、80人以上のアシストキャラクターが登場。プレイアブルキャラはリアルタイムで交代可能で、アシストキャラはタッチ操作で呼び出して攻撃や支援を行う「Dアシスト」として活躍します。

ゲームモードには、オリジナルのショートストーリーを進めながら仲間を集めていく「団つくモード」、全国のプレイヤーと戦う「グランドオンライン」、CPU戦やトレーニングなどが用意されており、やり込み要素も豊富です。さらに、アップデートにより『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』とのクロス対戦にも対応し、ジャンプファンには夢のようなコラボが実現しました。

操作はシンプルながらも、ジェットスライドやリオ・ギガントコンボなどの必殺技演出が爽快で、格闘ゲーム初心者でも楽しめる設計です。一方で、格ゲーとしての奥深さやキャラバランスにはやや課題もありましたが、ファンアイテムとしての完成度は高く評価されています。