『逆転裁判6』は、カプコンが開発・発売した法廷バトルアドベンチャーゲームであり、「逆転裁判」シリーズの第6作目にあたります。ニンテンドー3DS専用タイトルとして、シリーズ初の異国舞台「クライン王国」が登場し、成歩堂龍一と王泥喜法介のダブル主人公による物語が展開されます。

本作では、従来の「探偵パート」「法廷パート」に加え、霊媒術を用いた新システム「御魂の託宣」が導入されました。これは、被害者の死の直前の記憶を映像化し、その内容と霊媒師の解釈との矛盾を指摘することで真相に迫る仕組みです。加えて、「ココロスコープ」「カンガエルート」などの既存システムも継承され、シリーズの集大成的な構成となっています。

シナリオは全5話+特別編で構成され、クライン王国と日本を舞台に複数の事件が描かれます。旧作から綾里真宵や宝月茜などのキャラクターも登場し、ファン向けの演出も多数盛り込まれています。DLCとして配信された「時を越える逆転」では、成歩堂・御剣・矢張の幼馴染3人が法廷で共演する特別編が展開されます。