『スーパーロボット大戦BX』は、2015年8月20日にニンテンドー3DS向けに発売されたシミュレーションRPGで、携帯機スパロボの集大成とも言える作品です。開発はエーアイ、発売はバンダイナムコエンターテインメント。前作『UX』のシステムをベースに、より洗練された演出と快適な操作性を実現しています。キャッチコピーは「世代を超える、鋼の意思」。

本作の舞台は、異なる世界や時代が交錯する多元世界。プレイヤーは、主人公「ヨウタ・ヒイラギ」と謎の少女「ユキ・ヒイラギ」が搭乗するオリジナル機体「ファルセイバー」を中心に、地球を脅かす謎の勢力「デストルーク」との戦いに挑みます。物語は“境界の力”を巡る壮大なスケールで展開され、後半では真の姿「グリッターファルセイバー」への進化や、黒幕「ジスペル」との決戦など、シリーズ屈指の熱量を誇るストーリーが展開されます。

参戦作品は全16作品で、そのうち5作品がシリーズ初参戦。『機甲界ガリアン』『巨神ゴーグ』『SDガンダム外伝』『マクロス30』『機動戦士ガンダムAGE』など、80年代から2010年代まで幅広い世代のロボット作品が集結しています。特に『SDガンダム外伝』の参戦は、ファンタジー要素を持つ異色の存在として話題を呼びました。

ゲームシステムは「パートナーバトルシステム」や「戦術指揮」「バトルレコード」「インスパイア」などを搭載し、戦略性と育成の自由度が大幅に向上。戦闘アニメーションはすべて新規描き下ろしで、3DSの立体視にも対応。さらに、シリーズ初の「バトルレコード」や「部隊ポイント」など、やり込み要素も充実しています。

また、オリジナル機体「ファルセイバー」や「ブルーヴィクター」、そして最終形態「グリッターファルセイバー」は、シリーズでも屈指の演出と設定を誇り、ファンの間で高い人気を誇ります。