1990年にファミリーコンピュータ用として発売された横スクロールアクションゲームは、プレイヤーが魔法使い「どろぴー」を操作し、少年「カゲマル」に召喚された最後の希望として、ロボット軍団「悪玉帝国」に立ち向かう物語です。通常兵器が通用しない敵に対し、6種類の魔法を駆使して全5ステージを攻略し、世界の危機を救うことが目的となります。各ステージは複数のエリアとボス戦で構成されており、ステージ1から順番にクリアしていく形式です。

本作は、ファミリーコンピュータのゲームとしては珍しく、オープニングやステージ間にビジュアルシーンが挿入されている点が特徴的です。また、後の作品に影響を与えた要素も含まれており、通常弾に溜め撃ちシステムを導入した点や、画面全体に有効な攻撃を取り入れた点は特筆に値します。さらに、ボス戦前に警告メッセージを表示する演出も、後の作品に先駆けて採用されています。