『ドーパミックス』は、音と光の連動による「脳内快感」をテーマにしたリズムアクションゲーム。2012年03月14日にジー・モードからニンテンドー3DS(ダウンロード専用ソフト)で発売されました。本作はもともと携帯電話アプリとして配信されていた人気シリーズを、3DSの立体視機能に合わせてアップグレードした移植版にあたります。プレイヤーはテクノやトランスを基調とした電子音楽のリズムに乗り、視覚と聴覚への刺激を通じて脳内物質「ドーパミン」が放出されるような没入感を目指します。

ゲームプレイは、画面の奥や周囲から飛来する「光の玉」が判定エリアに重なった瞬間に、ボタンを押すかタッチパネルをタップするという非常にシンプルなルールです。正確なタイミングで操作を成功させると効果音が鳴り、コンボが繋がるにつれてBGMのトラック数が増え、映像の演出も派手になっていきます。特徴的なのは、ゲージが最大まで溜まった際にLまたはRボタンで発動する「ドーパミックスモード」です。このモード中は操作がすべてオート(自動)になり、プレイヤーは無敵状態で画面いっぱいに広がるサイケデリックな光と音の洪水を見るだけの「観賞」パートへと移行します。

「脳内物質放出系」という仰々しいキャッチコピーを掲げていますが、実態は600円(当時)という低価格で配信された、手軽なミニゲーム集に近い内容です。3D機能を活かした奥行きのある映像表現や、短時間で集中状態に入れる中毒性は評価されていますが、収録楽曲数が15曲程度と少ないことや、クリアした曲を自由に聴けるサウンドテスト機能が存在しないことなど、音楽ゲームとしての機能不足も目立ちます。ストイックにスコアを競うというよりは、単純作業によるトリップ感を味わうためのデジタルツールといった側面が強い作品です。

ゲーム内で描かれる幾何学模様や光の明滅を見つめる体験は、視覚的な刺激で脳をリラックスさせるインテリアと共通点があります。部屋の中で光を反射させて幻想的な空間を作るサンキャッチャーや、規則的な動きで無心になれるキネティックアート(動く彫刻)は、デジタル画面とは違うアナログな癒やしと集中を生活にもたらしてくれます。

光のプリズムで部屋を彩るクリスタルサンキャッチャー

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