『フィッシング3D』(Fishing 3D)は、2012年2月2日にディースリー・パブリッシャーよりニンテンドー3DS向けに発売されたバスフィッシングゲームで、開発はタムソフトが担当しています。海外では『Angler’s Club: Ultimate Bass Fishing 3D』のタイトルで2011年に先行発売されました。
舞台は巨大な湖「レイク・サンライズ」で、5つのエリアに分かれたフィールドを自由に移動しながら、リアルなバスフィッシングを楽しむ構成です。3DSの立体視機能を活かし、水中の奥行きや魚の挙動がリアルに描写されており、視点切り替えや魚群探知機のON/OFFなど、プレイスタイルに応じた設定も可能です。
ゲームモードは、制限時間内に釣果を競う「トーナメントモード」と、自由に釣りを楽しめる「フリーフィッシングモード」の2種類が用意されており、ルアーやロッド、リールなどの装備を選んで戦略的に挑むことが求められます。魚の活性や天候、時間帯によって釣果が大きく左右されるため、リアルな釣りの駆け引きが再現されています。
一方で、魚の反応がシビアで、天候や時間の変化によって魚が突然消えるなど、ややストレスを感じる仕様もあり、プレイヤーによって評価が分かれる作品です。とはいえ、競技性の高いバスフィッシングを3DSで体験できる貴重なタイトルとして、一定の支持を集めました。
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