『スーパーブラックバス 3Dファイト』は、2011年10月6日にスターフィッシュ・エスディよりニンテンドー3DS向けに発売された釣りシミュレーションゲームであり、同社の看板シリーズ「スーパーブラックバス」の3DS初参入作品である。3DSの立体視機能とモーションセンサーを活かし、実際にロッドを振るような体感操作を導入した意欲作となっている。

本作では、プレイヤーが3DS本体を物理的に振ることでキャスティングやロッド操作を行う「リアルロッドシステム」が採用されており、魚とのファイトではラインテンションを調整しながらリールを巻き取る緊張感ある操作が求められる。釣り場は時間や天候によって魚の行動が変化し、ルアーやロッドなどの装備選択も釣果に大きく影響する構成となっている。

ただし、操作性に関しては賛否が分かれており、3DS本体を振る動作が本体の構造上やや不安定であること、また公共の場でのプレイには不向きといった指摘もある。一方で、魚の挙動や水中演出には立体視が活かされており、シリーズファンにとっては新鮮な体験が得られる作品でもある。