『テイルズ オブ ジ アビス』は、「生まれた意味を知るRPG」というキャッチコピーのもと、主人公ルーク・フォン・ファブレの成長と葛藤を描いた重厚なストーリーが展開される、テイルズ オブ シリーズの第8作目です。シリーズ10周年記念作品として2005年にPlayStation 2で登場し、2011年にはニンテンドー3DS版が発売されました。立体視対応による没入感の向上と、秘奥義の追加などで再評価され、携帯機でのRPG体験に新たな可能性を示しました。
『テイルズ オブ ジ アビス』は、記憶を失った青年ルークが、自らの出生の秘密と世界の真理に迫る壮大な物語を描くRPGです。プレイヤーは彼と共に、フォニムと呼ばれる音素が支配する世界を旅し、仲間との絆を深めながら運命に立ち向かいます。アニメ調の美麗なグラフィックと、藤島康介氏によるキャラクターデザインが、物語の深みを一層引き立てます。
戦闘では「FR-LMBS(フレックスレンジ・リニアモーションバトルシステム)」を採用し、自由な移動と連携技による戦略的なバトルが展開されます。3DS版では裸眼立体視によって奥行きが強調され、敵との距離感を直感的に把握できるようになりました。タッチスクリーンによる術技発動や、PS2版未収録の秘奥義追加など、操作性と演出面が強化されています。
原作アニメとの連動も魅力の一つで、BUMP OF CHICKENによる主題歌や、プロダクションI.G制作のムービーがゲーム内に組み込まれています。アニメ版と同様に、キャラクターの葛藤や成長が丁寧に描かれ、ファンにとっては二重の感動を味わえる構成です。
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