『ゴーストリコン シャドーウォー』は、2011年にユービーアイソフトからニンテンドー3DS向けに発売されたターン制シミュレーションゲームで、『ゴーストリコン』シリーズの携帯機向けスピンオフ作品です。

本作では、ロシアの超国家主義者ユーリ・トスカレフが旧ソ連時代の秘密基地「デッドハンド」を利用し、AI兵器「ドローン」による戦闘部隊を準備するという陰謀に対し、アメリカ政府が特殊作戦部隊「ゴースト」を派遣。プレイヤーはこのゴースト部隊を指揮し、カザフスタン、ウクライナ、シベリアなど広範囲に点在する敵拠点を制圧していきます。

ゲームはターン制で進行し、コマンドー、スナイパー、エンジニア、メディックなど6種類のユニットクラスを活用して戦略を練ることが求められます。各ユニットには明確な役割と性能差があり、一人でも戦死すると即敗北となる緊張感のある設計。37のシングルプレイミッションと10のマルチプレイミッションが収録されており、携帯機ながら本格的な戦術シミュレーションが楽しめます。

開発は『XCOM』シリーズの製作者ジュリアン・ゴロップが率いるユービーアイソフト・ソフィアが担当しており、マップデザインやユニットバランスに定評があります。裸眼立体視による3D演出も導入され、視覚的な没入感を高めています。