『Cubic Ninja』は、2011年にAQインタラクティブよりニンテンドー3DS向けに発売されたアクションゲームです。プレイヤーは箱型の忍者「CC」を操作し、悪の組織に囚われた姫君を救出するため、物理演算で構成されたカラクリ要塞を突破していきます。操作は3DS本体のモーションセンサーを活用し、前後左右に傾けることでキャラクターを移動させる直感的な設計となっています。

ゲームには100以上のステージが用意されており、風・炎・水などの属性エリアに分かれています。各エリアの最後にはボスが待ち構えており、忍術(手裏剣・分身・無敵化など)を駆使して攻略します。ステージを進めることで仲間キャラクターが増え、それぞれ異なる材質(ゴム・氷・鉄など)による挙動の違いがプレイ感覚に影響を与えます。

また、エディットモードではオリジナルステージの作成が可能で、QRコードを用いた共有機能も搭載されています。すれちがい通信による交換や、タイムアタック・サバイバルモードなどのやり込み要素も含まれており、シンプルながらも多彩な遊び方が可能です。なお、本作は後に3DSのHomebrew起動に利用可能なタイトルとしても注目を集め、配信停止後にパッケージ版が高騰する事態となりました。