1990年3月30日にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された『ベストプレープロ野球II』は、戦略性とゲームテンポの向上を追求した作品です。前作からの進化点として、コンピュータが操作する監督の思考ルーチンをプレイヤーが設定できる機能が追加され、采配の自由度が大きく広がりました。
球場の選択も戦略に影響を与える要素です。人工芝と天然芝の2種類から選択可能で、人工芝の球場は選手のスタミナ消費が激しくなる一方、天然芝の球場ではエラーが発生しやすくなるという特徴があります。長丁場のペナントレースを戦い抜くためには、選手の特性やコンディション、そして球場の特性を考慮したチーム編成が求められます。
また、コンピュータ同士の対戦を高速で進行させるスキップモードが導入されたことで、ペナントレースをよりスピーディに楽しめるようになりました。
能力値の面では、これまで投手の制球力と球の切れ味のみに適用されていた「S」ランクが、全てのパラメータに設定可能となり、選手の個性をより際立たせることが可能になりました。さらに、投手のスタミナという新たなパラメータが導入され、継投策の重要性が増しています。
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