1989年11月30日にスクウェアからファミリーコンピュータ向けに発売されたロールプレイングゲーム『スクウェアのトム・ソーヤ』は、マーク・トウェインの小説『トム・ソーヤーの冒険』を原作としています。

本作には、従来のRPGとは異なる独自のシステムが数多く採用されています。ワールドマップは存在せず、画面スクロールによってシームレスに場面が切り替わるのが特徴です。最大4人のパーティーを編成できますが、経験値やレベルの概念はなく、戦闘を重ねるごとにキャラクターのステータスが少しずつ成長していきます。また、プレイヤーは独自の必殺技を編み出すことが可能です。

ゲーム内には店やお金は存在せず、アイテムはフィールドで拾ったり、NPCから譲り受けたりすることで入手します。セーブはバッテリーバックアップ方式で、アイテム「テント」を使用することで行えます。戦闘はランダムエンカウント方式で発生します。