ファミリーコンピュータ向けに開発された『麻雀ぶたさん』は、倉庫番のゲームシステムをベースに、麻雀をモチーフにしたパズルゲームです。プレイヤーはおなじみのキャラクター「ぶたさん」を操作し、画面上に散らばった麻雀牌を、決められた手数(残イン数)以内にすべて穴に落とすことを目指します。

操作方法はシンプルで、十字キーでぶたさんを移動させ、Aボタンでパンチ(牌を壁まで押し込む)、Bボタンでプッシュ(牌を1マスだけ押す)を使い分けます。もし手詰まりになった場合は、セレクトボタンで「降参」を選択することで、ペナルティとして1機失いますが、その面を最初からやり直すことができます。スタートボタンでポーズ、2コンのAボタンでBGM変更、BボタンでBGMのON/OFFが可能です。

ゲームは全99面で構成されており、クリア後にはさらに難易度の高い裏面40面が解放されます。多くの面では、麻雀牌8枚で構成されたパスワードが表示され、コンティニュー時にパスワードを入力することで、その面から再開できます。各面には「残イン数」が設定されており、この数を超えて牌を落とすことはできません。牌を落とすことで得点が得られるほか、クリア時の状況に応じてボーナス点が加算されます。クリア時にはリザルト画面が表示され、クリア内容に応じて最大5点の評価点が与えられます。本作は元々アーケードゲームとして企画されていましたが、最終的にファミリーコンピュータ向けに発売されました。