1985年にアーケードで産声を上げた『コスモポリス ギャリバン』は、縦画面、サイドビューという独特の視点を持つ4方向スクロールアクションシューティングゲームだ。プレイヤーは主人公ギャリバンとなり、敵を撃破しながら基地内部を探索し、ステージの最後に待ち受けるボス「ゴース」を倒すことが目的となる。強制スクロールではないため、プレイヤーは自由に移動方向を選択できる。迷った際には、矢印マークが進行方向のヒントを示してくれるだろう。全2ステージ構成で、クリア後は再びステージ1に戻り、ゲームはループする。

そして1993年、スーパーファミコンに『コスモポリス ギャリバンII Arrow of Justice』が登場。前作とは異なり、ベルトスクロールアクションゲームとして生まれ変わった。プレイヤーは3人のキャラクターから1人を選び、格闘術を駆使して敵をなぎ倒していく。本作の特徴は、格闘システムに対戦型格闘ゲームの要素を取り入れている点だ。「ガード」や「上段・下段の概念」、そして敵との「距離による攻撃の変化」などが盛り込まれ、奥深い駆け引きが楽しめる。各キャラクターには固有の必殺技が2種類ずつ用意されており、特殊なコマンドを入力することで発動可能だ。

ゲームは全5ステージで構成され、各ステージは3つのエリアに区切られている。最終エリアではボスとの激しい戦いが繰り広げられる。ステージクリア後には、キャラクターの能力を強化するためのボーナスポイントが付与される。HP、攻撃力、防御力、ジャンプ力、スピードの5つのパラメータを自由に強化し、自分好みのキャラクターに育て上げることが可能だ。さらに、本作には一対一で対戦できる「BATTLE」モードも搭載されている。