1987年10月27日にホット・ビィからファミリーコンピュータ向けに発売された『サイキックウォー〜みなみの挑戦〜』は、退廃的な未来世界を舞台としたSFロールプレイングゲームです。超能力を持つ主人公みなみが、「サイキック狩り」の襲撃と戦いながら、仲間たちと共に世界の謎を解き明かしていく物語が展開されます。

本作は、1984年にPC-8801およびFM-7で発売された『サイキックシティ』の続編的な位置づけにあり、サイバーパンク的な世界観のシナリオやBGMが特徴です。ストーリーは単純な勧善懲悪ではなく、SF的な要素が色濃く反映されています。

ゲームシステムとしては、全体的にヒントが少なく、謎解きの難易度が高い点が挙げられます。また、序盤から戦闘バランスが高めに設定されているのも特徴の一つです。プレイヤーの選択によってエンディングが変化するマルチエンディング方式を採用しています。

ただし、システムの仕様からユーザビリティやゲームバランスに問題があり、「クソゲー」と呼ばれることもあります。