1986年11月21日にバップから発売されたファミリーコンピュータ用ソフト『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』は、アクションRPGというジャンルで、プレイヤーを古の中国へと誘います。
物語は、徳の高い僧、三蔵法師が天竺へお経を取りに行く旅から始まります。その道中、三蔵法師は花果山で生まれた孫悟空と出会います。孫悟空は悪行により観音によって石牢に閉じ込められていましたが、天竺への旅に同行することを条件に解放されることになります。500年ぶりに自由の身となった孫悟空は、三蔵法師と共に天竺を目指すこととなるのです。
プレイヤーは三蔵法師や孫悟空といったキャラクターを操作し、天竺を目指します。ゲーム内では時間経過の概念があり、マップは昼と夜で変化します。また、水や食料といった資源も時間と共に減少し、これらが尽きると一行の体力が低下していきます。大陸間の移動にはワープゾーンが用いられ、冒険の舞台を広げます。戦闘は、孫悟空を操作して行われ、Aボタンで如意棒による攻撃、Bボタンでジャンプというシンプルな操作系を採用しています。ゲームの再開には、タイトル画面で特定のコマンドを入力する必要があり、セーブ機能やパスワードといった、当時一般的な機能は搭載されていません。
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