『影牢 〜ダークサイド・プリンセス〜』は、2014年にPlayStation 3およびPlayStation Vita向けに発売された3Dトラップアクションゲームで、「刻命館」シリーズの系譜を継ぐ作品です。
本作では、魔神の娘レグリナを主人公に据え、堕落した人類に鉄槌を下すため、聖言を持つ聖者の末裔たちを罠で葬っていく物語が展開されます。従来作と異なり、レグリナは自らの意思で人間を始末する冷酷な存在として描かれており、「悪をプレイする」というシリーズ原点に立ち返った構成となっています。
ゲームシステムは、天井・壁・床といった罠の分類を廃止し、任意の順序で複数の罠を連続発動できる「トラップシーケンス」を導入。さらに、敵の装備を破壊する「アーマーブレイク」や、ステージごとに設置された巨大罠「ウィザードギア」によるフィニッシュ演出など、戦略性と演出の両面で進化を遂げています。
登場する罠は「華麗」「残虐」「屈辱」の3系統に分類され、それぞれの系統値を蓄積することで新たな罠が解放されます。ステージは古城・工場・遊園地・遺跡など多彩で、各エリアに応じた演出とBGMが用意されており、視覚・聴覚の両面で没入感を高めています。ストーリーは分岐構造を持ち、選択やアーマーブレイクの有無によって複数のエンディングが用意されています。
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