『ロスト プラネット 3』は、2013年にカプコンよりPS3/Xbox 360/Windows向けに発売された、シリーズ原点に立ち返るシネマティック・シューティングゲームです。

『ロスト プラネット 3』は、2013年8月29日にカプコンよりPlayStation 3およびXbox 360向けに発売され、同年9月26日にはWindows版も登場したタイトル。前作までの世界観を踏襲しつつ、極寒の惑星EDN-3rdでの人類開拓初期を描いた、シリーズの前日譚にあたる作品です。開発はSpark Unlimitedが担当し、探索と物語演出を重視したシネマティック・シューティングとして構成されています。

プレイヤーは、エネルギー資源「T-ENG」の採掘任務のためにEDN-3rdへ降り立った作業員ジム・ペイトンとして、未知の環境と原生生物「エイクリッド」に立ち向かいます。探索時は三人称視点で進行し、銃器やグレネードを駆使して敵を排除。特定の任務では、作業用重機「ユーティリティ・リグ」に搭乗し、一人称視点でドリルやクローを使った戦闘が展開されます。

拠点では依頼を受けてサブミッションを進行でき、報酬によって装備の強化やカスタマイズが可能。探索中に発見した音声ログや記録端末から、EDN-3rdの過去やNEVEC社の陰謀が明らかになります。天候や視界の変化もリアルタイムで反映され、極限環境でのサバイバル感が強調されています。

オンラインモードでは最大10人による対戦が可能で、「アクエリアス」「スフィア」「ターミナル」「ドミネーション」など複数のルールが用意されています。プレイヤーは装備やスキルをカスタマイズし、チーム戦や拠点争奪戦に挑むことができます。

本作はシリーズの“原点回帰”をテーマにしており、前作までの派手なアクションから一転して、探索・物語・環境描写に重点を置いた構成となっています。後にDLCとして追加マップやコスチュームが配信され、マルチプレイの拡張も行われました。