『ガンダムブレイカー』は、2013年6月27日にPlayStation 3向けに、同年10月31日にPlayStation Vita向けにバンダイナムコゲームスから発売されたアクションゲームで、開発はクラフト&マイスターが担当しました。本作は“ガンプラ(ガンダムのプラモデル)”を題材とした創壊共闘アクションゲームであり、頭部・胴体・腕・脚・バックパック・武器などを自由に組み合わせて“俺ガンプラ”を作り、敵ガンプラと戦うという独自のコンセプトが最大の特徴です。

ゲームの舞台は、東京・お台場のダイバーシティで開催されるイベント「ガンダムグレートフロント」。プレイヤーはその中の仮想空間「バトルライブG」に参加し、ガンプラバトルシミュレータを通じて様々なミッションに挑戦します。敵を倒すことでパーツを収集し、それを使って自機を強化・改造していくループ構造が採用されており、パーツの性能やスキル、カラーリング、ウェザリング処理なども自由に設定可能です。

戦闘では、1/144・1/100・1/60といった異なるスケールのガンプラが混在し、巨大なPG(パーフェクトグレード)サイズのボスと戦う場面も存在します。また、戦闘中にパーツが破損・脱落する「パーツアウト」システムが導入されており、ブースト不能や攻撃不能といった状態異常が発生するなど、ガンプラらしい演出が随所に盛り込まれています。

登場機体は『機動戦士ガンダム』『Ζ』『ΖΖ』『逆襲のシャア』『SEED』『00』『UC』などのTV・OVA・劇場作品に加え、『クロスボーン』『ASTRAY』『ビルドファイターズ』などの外伝系も含まれており、アップデートによって追加機体も順次実装されました。さらに、PS Vita版では新規ミッションや機体が追加され、PS3版もアップデートで同内容に対応しています。

演出面では、PS Vita版から主題歌「INFINITY」(歌:BACK-ON)が導入され、オープニングムービーも追加されました。また、クロスセーブ・クロスプレイ・ボイスチャットにも対応しており、最大4人での協力プレイが可能です。