『クライシス 3』、2013年3月7日にエレクトロニック・アーツから発売されたPlayStation 3、Xbox 360、PC対応のファーストパーソン・シューティングゲーム。ナノドームに覆われ、巨大な熱帯雨林と化した2047年のニューヨークを舞台に、最強の戦士プロフェットとなって人類の敵を狩る、シリーズ三部作の完結編となるSFアクション作品となっています。
物語は、前作から20数年後、腐敗した民間軍事組織「C.E.L.L.」によって支配された世界から始まります。彼らはニューヨークを巨大なドームで隔離し、その内部は植物が生い茂る「アーバン・ジャングル(都会の密林)」へと変貌していました。プレイヤーはナノスーツを纏うプロフェットとなり、かつての仲間サイコと共にドーム内へ潜入し、C.E.L.L.の圧政と、再来したエイリアン「セフ」の脅威を排除するための孤独な戦いに身を投じます。
本作における最大の追加要素は、新兵器「プレデターボウ(複合弓)」の実装です。この弓は、ナノスーツのステルス機能(クローク)を解除することなく矢を放つことができるため、姿を消したまま敵を一方的に狙撃するハンティングのような戦術が可能となりました。また、敵の兵器やセキュリティを遠隔操作するハッキング機能も強化されており、力押しか隠密かというプレイスタイルの自由度がさらに広がっています。
Crytekの技術力が生み出す、美しくも異様な廃墟の風景と、圧倒的な捕食者として振る舞う爽快感。人間であることを捨ててでも使命を果たそうとするプロフェットの生き様と、長きにわたる戦いの結末を見届けることができる一作です。
ドイツのCrytekが開発したFPS『Crysis』シリーズの第3作目にして完結編です。第1作目のジャングル戦と、第2作目の都市戦の要素を融合させた「アーバン・ジャングル」をコンセプトに、シリーズの集大成として制作されました。その映像表現は当時の最高峰と称され、後に現行機向けのリマスター版も発売されています。












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