『第2次スーパーロボット大戦OG』は、2012年11月29日にPlayStation 3用ソフトとしてバンダイナムコゲームス(バンプレストレーベル)より発売されたシミュレーションRPGであり、「スーパーロボット大戦OG」シリーズ第5作にあたります。本作は、従来の『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』および『OG外伝』の続編であり、PlayStation 3において初めて展開されたOGタイトルとしても注目を集めました。

物語は『OG外伝』の戦後処理が終結した直後から始まり、新たな脅威「マシンセル」や「ガイアセイバーズ」、さらにはかつて登場した「シャドウミラー」残党の動きなど、多層的な陰謀と戦乱が絡み合っていく複雑な構成をとっています。加えて、過去のスパロボ作品に登場したオリジナルキャラクターたちも続々と再登場し、シリーズファンにとっては集大成的な世界観が展開されます。特に『スーパーロボット大戦MX』や『D』などのGBA・PS2作品のストーリーが一部融合されるなど、OG独自の時間軸がさらに重層的に拡張されました。

ゲームシステムもシリーズの進化系として完成度が高く、マキシマムブレイク、アビリティスロット、ツインユニット、フル改造ボーナス、援護攻撃・防御の深化など、PS3の性能を最大限に活用した演出と演算処理によって、従来よりもテンポよく戦略性に富んだゲームプレイが実現されています。また、全戦闘アニメーションは高解像度で描き下ろされ、HD対応ならではの滑らかで迫力ある演出がファンの間で高く評価されました。

楽曲面では、シリーズを象徴するJAM Projectの主題歌「Wings of the Legend」がオープニングで使用されており、物語の盛り上がりと一体化した演出によってプレイヤーを物語の深部へと誘います。また、アニメ『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-』の続編的位置づけもあり、映像作品との相互補完も見どころの一つです。