『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』は、2012年11月15日にエレクトロニック・アーツより発売されたPlayStation 3、Xbox 360、PlayStation VitaおよびPC用オープンワールド・レーシングゲームであり、2005年に発売された同名の大ヒット作を、現代の技術と新しい解釈でリブートしたタイトルです。プレイヤーは広大な「フェアヘーブン・シティ」を舞台に、警察の執拗な追跡をかわしながらライバルたちと競い合い、街で最も指名手配される走り屋「モスト・ウォンテッド」の称号を目指します。

本作の画期的なシステムとして、マップ上に駐車されている車を見つければ即座に乗り換えることができる「ジャックスポット」が採用されています。従来のようなショップでの購入やアンロックを待つ必要がなく、アストンマーティンやポルシェといった高級スポーツカーを発見したその瞬間から、自分のマシンとして自由に乗り回すことが可能です。

レース中だけでなく、自由走行時にも警察との激しいカーチェイスが発生します。パトカーに体当たりをして破壊したり、ガソリンスタンドを通過して車体の色を変え修理したりと、あらゆる手段を使って追跡を振り切る必要があります。街中には看板を突き破るジャンプスポットやショートカットが無数に存在し、地形を熟知することが逃走成功への鍵となります。

開発は『バーンアウト』シリーズで知られるCriterion Gamesが担当しており、クラッシュ時の派手な演出やスピード感は折り紙付きです。フレンドの記録と常に競い合うソーシャル機能「オートログ2.0」により、シングルプレイ中であっても友人のタイムやジャンプ距離を抜くための挑戦が絶えず提供されます。

本作は、2005年に発売された同名の『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』を原作(リブート元)としています。ブラックリストと呼ばれる上位ランカーを倒していく構成や、警察との激しい追走劇というコンセプトを継承しつつ、Criterion Gamesによるオープンワールドシステムとソーシャル機能を融合させて再構築されたタイトルです。

ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド