『Mass Effect 3』(マスエフェクト 3)、2012年3月15日にエレクトロニック・アーツからPlayStation 3およびXbox 360版が、同年12月8日にWii U版『Mass Effect 3 Special Edition』が発売されたSFアクションロールプレイングゲーム。圧倒的な科学力を持つ機械生命体「リーパー」による地球侵攻が始まり、銀河全体の存亡をかけた最終決戦に挑む、壮大なスペースオペラ三部作の完結編となっています。

物語は、突如として襲来したリーパー艦隊によって地球が火の海と化す衝撃的な幕開けから始まります。連合軍のシェパード少佐は、混乱する銀河の各惑星を巡り、対立する異星人種族たちをまとめ上げ、対リーパー連合艦隊を組織するために奔走します。シリーズを通してプレイヤーが下してきた数々の「決断」が、最終的な戦力や登場人物の生死、そして銀河の未来そのものに反映される、かつてないスケールの群像劇が展開されます。

ゲームシステムは、カバーアクションを駆使したTPS(サードパーソン・シューティング)と、会話や育成を行うRPG要素が高次元で融合しています。Wii U版『Special Edition』では、Wii U GamePadの画面にマップを表示して戦況を把握したり、タッチ操作で部隊への指示やパワーの発動を行ったりと、より直感的な指揮が可能になっています。また、前2作の物語をダイジェストで体験しつつ重要な選択を行えるインタラクティブコミック「Mass Effect: Genesis 2」も収録されており、シリーズ未経験者でも物語に入り込めるよう配慮されています。

伝説の英雄シェパード少佐の旅路、その終着点。種族の垣根を超えた絆と、払った犠牲の重みが、プレイヤーに最後にして最大の選択を迫ります。

本作は、カナダのBioWareが開発したSF超大作「Mass Effect」トリロジーの完結編です。第1作目から続くシェパード少佐の物語を締めくくる作品として、過去作のセーブデータ引き継ぎによる膨大な分岐や、感情を揺さぶるドラマチックな演出が世界中で高く評価されました。Wii U版はローンチタイトルとして発売され、他機種版のDLCなどが同梱された完全版に近い仕様となっています。

Mass Effect