『実況パワフルプロ野球2011』は、2011年7月14日にコナミからPlayStation 3およびPlayStation Portable向けに発売された野球・育成ゲームで、シリーズとしてはPS3で2作目、PSPでは6作目にあたります。同年12月22日には『実況パワフルプロ野球2011決定版』も発売され、シリーズとしては『パワプロ14』以来4年ぶりの決定版登場となりました。

本作ではPS3版とPSP版でシステムが統一され、どちらのハードでも同じ環境でプレイできるようになったのが大きな特徴です。サクセスモードは「高校野球編」がベースで、パワフル高校、アンドロメダ学園、ときめき青春高校の3校から選択可能。それぞれに異なる育成システムやストーリーが用意されており、特にときめき青春高校はヤンキー高校を舞台にした熱血青春ドラマ仕立ての内容で話題を呼びました。

また、短時間で選手を育成できる「サクサクセス」や、育成選手でチームを組んで試合を行う「パワファーム」など、新モードも追加。決定版ではさらに「天下統一 戦国時代編」が加わり、戦国武将たちと野球で天下を争うという異色のサクセスが展開されます。

選手能力は100段階制に変更され、最高ランク「S」が新設。パワター(顔グラフィック)も大幅に強化され、エディットパーツは290種類以上、選手名音声も約6000パターンに増加しました。ペナントモードでは「ショップ」や「メダル」システムが導入され、やり込み要素も充実しています。