『剣と魔法と学園モノ。3』は、2010年10月7日にアクワイアより発売されたPlayStation 3およびPlayStation Portable用の3DダンジョンRPGで、通称「ととモノ。3」としてシリーズ第3作に位置づけられます。開発はゼロディブが担当し、前作までのシステムを踏襲しつつ、キャラクターメイキングや学園選択、サブ学科制度など、自由度と戦略性を大幅に強化した意欲作です。
本作では、プレイヤーは冒険者養成学校の生徒となり、「ドラッケン学園」「プリシアナ学院」「タカチホ義塾」の3校から1つを選んで入学します。学園ごとにシナリオや登場人物、初期学科、制服などが異なり、選択によってゲーム展開が大きく変化します。キャラクター作成では、種族・性別・外見・学科を自由に組み合わせることができ、外見はモンタージュ式で細かく設定可能。性別と外見が独立しているため、「男の娘」や「男装の麗人」なども作成できます。
戦闘はターン制のコマンドバトルで、最大6人のパーティを編成。今作からは「サブ学科」制度が導入され、メイン学科に加えて別の学科のスキルや魔法を一部習得できるようになりました。学科数はシリーズ最多の43種で、種族専用や学園専用、上級学科など多彩なバリエーションが用意されています。また、キャラクター同士の「相性」設定により、特定の組み合わせでスキルが発動するなど、パーティ編成の奥深さも魅力です。
ゲームバランスはやや極端で、序盤の難易度が高く、中盤以降は強力な全体魔法や合体技によって一気に難易度が下がる傾向がありますが、自由度の高い育成と豊富な学科構成により、プレイスタイルに応じた攻略が可能です。
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