『トリニティ・ユニバース』、2009年10月1日にアイディアファクトリーから発売されたPlayStation 3対応のファンタジーロールプレイングゲーム。アイディアファクトリー、ガスト、日本一ソフトウェアの3社がタッグを組み、各社の人気キャラクターたちが「宇宙魔界」を舞台に競演する、夢のクロスオーバーRPG作品となっています。
物語は、漂流物が集まる不思議な空間「宇宙魔界」で展開されます。プレイヤーは、自身の儀式失敗により「犬魔王」となってしまった少年カナタと、宇宙の治安を守るためにやってきた正義感あふれる「戦女神」リゼリアの2人から主人公を選択します。それぞれの視点で異なるストーリーが進行し、『魔界戦記ディスガイア』のエトナやプリニー、『アトリエ』シリーズのヴィオラートやパメラといったゲストキャラクターたちを仲間に加えながら、魔界の謎やブラックホール化の危機に立ち向かいます。
本作の特徴は、立ち絵キャラクターがアニメのように滑らかに動き、表情豊かに会話する「AAA(アクティブ・アニメーション・アドベンチャー)」システムです。3Dダンジョン探索とコマンドバトルを基本としつつ、各社の作風を活かしたコミカルでメタフィクション満載の掛け合いや、連携攻撃を繋げて大ダメージを叩き出す爽快な戦闘が楽しめます。また、時間制限のあるダンジョン攻略や、漂流物を探索する「マナグラフィックス」など、独自の要素も盛り込まれています。
メーカーの垣根を超えたキャラクター同士の化学反応と、パロディやユーモアに満ちたハチャメチャな冒険活劇。お祭りゲーとしての楽しさと、RPGとしての遊びごたえを兼ね備えた一作です。
本作は、アイディアファクトリー、日本一ソフトウェア、ガスト(現・コーエーテクモゲームス)の3社による共同開発プロジェクトです。「ネバーランド」シリーズの世界観を持つIF、「魔界」の世界観を持つ日本一、「アトリエ」の世界観を持つガストの要素が融合し、オリジナル主人公を中心に各社の人気キャラクターがゲスト参戦するクロスオーバー作品として制作されました。キャラクターデザインには、後に『ネプテューヌ』シリーズなどを手掛けるつなこ氏が起用されています。












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