『ターミネーター サルベーション』は、2009年9月17日にタイトーからPlayStation 3およびXbox 360向けに発売されたサードパーソン・シューティングゲームで、映画『ターミネーター4』を原作とした公式ゲーム作品です。
本作は、映画本編の2年前を舞台とした前日譚で、主人公ジョン・コナーが人類抵抗軍の一員としてスカイネットとの戦いに挑む姿を描いています。プレイヤーはジョン・コナーを操作し、T-600などの機械兵器と戦いながら、仲間と共にミッションを遂行していきます。ゲームはカバーアクションを活用したTPS(サードパーソン・シューティング)形式で展開され、仲間AIとの連携や遮蔽物を活かした戦術が求められます。
全体の構成は比較的短く、全8ステージで構成されており、1人プレイに加えて2人協力プレイにも対応しています。難易度は3段階から選択可能で、トロフィーや実績の取得も容易な部類に入ります。なお、ゲームエンジンにはGRIN社の「Dieselエンジン」が使用されており、荒廃した近未来の世界観や機械の質感が高い評価を受けました。
また、同名のアーケード版『ターミネーター サルベーション』も存在し、こちらはPlay Mechanixが開発、バンダイナムコゲームスが日本展開を担当したガンシューティングゲームで、映画の前日譚を描いた別作品となっています。
原作は、2009年に公開されたアメリカのSF映画『ターミネーター4(原題:Terminator Salvation)』です。監督はマックG、主演はクリスチャン・ベールで、スカイネットによる核戦争後の荒廃した世界を舞台に、ジョン・コナーと謎の男マーカス・ライトの運命が交錯する物語が描かれます。シリーズの時系列では『ターミネーター3』の後に位置し、未来戦争を本格的に描いた初の作品となっています。ゲーム版はこの映画の世界観をベースに、前日譚として構成されています。













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