『コール・オブ・ファレス 血の絆』は、2009年にユービーアイソフトからPlayStation 3およびXbox 360向けに発売されたファーストパーソン・シューティングゲームで、『コール・オブ・ファレス』シリーズの第2作目にあたる作品です。

本作は、1864年のアメリカ南北戦争末期を舞台に、マッコール三兄弟の長男レイと次男トーマスが、家族を守るために軍を脱走し、やがて悪名高きガンマンとして追われる身となる過程を描きます。プレイヤーはチャプターごとにレイまたはトーマスを選択し、それぞれ異なる戦闘スタイルでミッションに挑みます。レイは二丁拳銃とパワープレイ、トーマスはロープを使った機動力と精密射撃が特徴です。

物語は、兄弟の絆と裏切り、そして“ファレスの財宝”を巡る欲望が交錯する西部劇ならではの重厚な展開で進行。プレイヤーはアメリカからメキシコへと舞台を移しながら、駅馬車の護衛、酒場での銃撃戦、早撃ちの決闘など、多彩なシチュエーションを体験します。ゲームは日本語吹き替えに対応しており、ベテラン声優陣による演技が物語への没入感を高めています。

また、最大12人でのオンライン対戦モードも搭載されており、対戦で得た賞金を使ってキャラクターのアップグレードが可能です。西部劇の雰囲気を再現したグラフィックや演出、そして兄弟の視点を切り替えながら進行するストーリー構成が、本作の大きな魅力となっています。