『50 Cent: Blood on the Sand(50セント ブラッド・オン・ザ・サンド)』は、世界的ヒップホップスター「50 Cent(フィフティ・セント)」本人が主演し、中東の戦場でギャング相手に大暴れするサードパーソン・シューティングゲーム。2009年07月23日にベセスダ・ソフトワークスからPlayStation 3およびXbox 360で発売されました。物語は、中東でのライブツアーを終えた50 CentとG-Unitのメンバーが、ギャラの支払いを巡るトラブルに巻き込まれるところから始まります。プロモーターから現金の代わりに渡された、ダイヤモンドが埋め込まれたスカル(頭蓋骨)。しかし、それを謎の武装集団に奪われてしまった50 Centは、「オレのスカルを取り戻す」ためだけに、重火器を手に戦場へと殴り込みをかけます。

ゲームプレイは、遮蔽物に隠れながら敵を撃つカバーアクション主体のTPSです。プレイヤーは50 Centを操作し、相棒となるG-Unitのメンバー(Tony Yayo、Lloyd Banks、DJ Whoo Kidから選択)と協力してステージを攻略します。敵を倒してスコアを稼ぎ、ポイントを使って新しい武器や挑発アクション(Taunt)、そして50 Centの楽曲やミュージックビデオを購入・アンロックしていくシステムです。特徴的なのは、敵に接近して繰り出す「カウンターキル」の残酷さと爽快感、そして何より全編にわたって流れる50 Centの楽曲が作り出す「ヒップホップPV」のような高揚感です。

本作の独自性は、実在のアーティストを起用したキャラゲーでありながら、TPSとしての完成度が高く、同時に「B級アクション映画」のような突き抜けたバカバカしさを真剣にやり切っている点にあります。ヘリコプターを撃墜し、装甲車で突っ走り、ボスキャラを罵倒しながら倒す。そのすべてが「50 Centだから」という理由で許容される豪快な世界観が構築されています。オンライン協力プレイにも対応しており、友人と共に最強のラッパーとなって戦場を支配する、理屈抜きのエンターテインメントを楽しめる作品です。

本作は、日本では未発売だった前作『50 Cent: Bulletproof』の続編にあたります。主演の50 Centは、9発の銃弾を受けながらも生還したという伝説を持つギャングスタ・ラッパーであり、そのタフなイメージがゲーム内の無敵ぶりにも反映されています。ヒップホップカルチャーや彼の音楽に興味を持った方は、ベストアルバムなどを聴くことで、ゲーム内で流れるトラックのカッコよさをより深く味わうことができます。

Best of 50 Cent (CD)

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