『BLAZBLUE CALAMITY TRIGGER』は、アークシステムワークスが2009年にPlayStation 3向けに発売した2D対戦型格闘ゲームです。『ギルティギア』シリーズの開発陣が手がけた本作は、アーケード版の人気を受けて家庭用に移植され、ネットワーク対戦やフルボイスのストーリーモードなど、家庭用独自の要素を多数追加して登場しました。発売以降、シリーズは『CONTINUUM SHIFT』『CHRONOPHANTASMA』『CENTRALFICTION』と続き、格闘ゲームファンのみならず、物語重視のプレイヤーにも支持される作品群へと成長しました。

プレイヤーは、統制機構に反旗を翻すラグナ=ザ=ブラッドエッジをはじめとする個性豊かなキャラクターを操作し、階層都市カグツチを舞台に壮絶な戦いを繰り広げます。ヒートゲージやバリアゲージを駆使して、ディストーションドライブやバリアバーストを発動し、戦況を一変させる戦略が求められます。加えて、ラピッドキャンセルによるコンボの拡張や、キャラクターごとの特殊能力が、対戦の奥深さを生み出します。

ストーリーモードでは、各キャラクターに用意された物語がフルボイスで展開され、格闘ゲームの枠を超えたアドベンチャー性を感じさせます。ラグナとジンの因縁、ノエルの覚醒、そしてハザマの暗躍など、複雑に絡み合う運命が描かれ、プレイヤーは選択と戦闘を通じて物語の核心に迫ります。さらに、用語解説やビジュアルノベル風の演出が、世界観への理解を深め、シリーズの魅力を引き立てます。

アニメ『BLAZBLUE ALTER MEMORY』や漫画『BLAZBLUE』は、ゲームの物語を再構成し、キャラクターの背景や関係性を補完する役割を果たしています。アニメではラグナの内面やラムダとの絆が描かれ、漫画では各キャラクターの視点から物語が展開されます。これらのメディアは、ゲームと連動した世界観の拡張として、ファンの支持を集めています。

アーケード版は滑らかな操作性と鮮やかなグラフィックで戦闘を盛り上げ、PS3版ではオンライン対戦や追加モードが導入され、家庭用ならではの充実した体験を提供します。Xbox 360版も同日発売され、ネットワーク対戦の快適さや操作性の違いがプレイヤーの選択肢を広げました。

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