『Midnight Club: Los Angeles』は、2008年にRockstar San Diegoが開発し、Rockstar Gamesより発売されたオープンワールド型ストリートレースゲームです。舞台は実在のロサンゼルスを忠実に再現した広大なマップで、昼夜や天候の変化、交通量の増減などがリアルタイムで反映される設計となっています。プレイヤーは無名のストリートレーサーとして、ライバルたちとのレースを通じて「City Champ」の座を目指します。

ゲームはキャリアモードを中心に展開され、最初に支給される車両（240SX、ゴルフGTI、シロッコ）から始まり、レースやミッションを通じて資金を獲得し、車両の購入・改造・カスタマイズを行います。登場車種はチューナー、マッスルカー、ラグジュアリーカー、スーパーカー、バイクなど多岐にわたり、DLC「South Central」ではローライダーやSUVも追加されます。コックピット視点や実在メーカーのパーツによる細かなカスタマイズも可能です。

オンラインモードでは最大16人による対戦が可能で、ボイスチャットにも対応しています。PSP版『Midnight Club: L.A. Remix』では東京を舞台にした追加マップとストーリーが収録されており、シリーズ唯一のアジア圏コースが登場します。本作はシリーズ第4作目にして最終作であり、後方互換によりXbox OneおよびSeries X/Sでもプレイ可能です。