『ブラザー イン アームズ ヘルズハイウェイ』は、2008年にユービーアイソフトからXbox 360およびPlayStation 3向けに発売されたファーストパーソン・シューティングゲームで、『ブラザー イン アームズ』シリーズの第6作目にあたる作品です。
本作は、第二次世界大戦中の「マーケット・ガーデン作戦」を題材に、アメリカ陸軍第101空挺師団のマット・ベイカー軍曹として、オランダ領内での過酷な奇襲任務に挑む物語が展開されます。プレイヤーは分隊長として、最大3部隊に指示を出しながら、遮蔽物を活用した戦術的な戦闘を進めていきます。敵の制圧射撃を誘導しつつ、側面や背後からの挟撃を狙うなど、リアルな戦場での判断力が求められます。
Unreal Engine 3によるグラフィック強化により、建物や遮蔽物の破壊表現が導入され、戦場の臨場感が大幅に向上。新たに「バズーカ部隊」が加わり、戦術の幅が広がったほか、戦車による戦闘も一部マップで展開されます。体力は自動回復制で、画面の赤みが増すことでダメージ状況を視覚的に把握できる設計となっています。
物語は前作『名誉の代償』の主人公ジョー・“レッド”・ハートソックから再びマット・ベイカーに戻り、戦争の悲劇と兵士たちの葛藤を描くドラマ性の高い構成となっています。実話に基づいた戦闘描写と、仲間との絆を描く演出が融合した本作は、シリーズの集大成的な位置づけです。













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