『ヴァンパイアレイン:アルタードスピーシーズ』は、人知を超えた身体能力を持つ吸血鬼「ナイトウォーカー」が支配する現代の都市を舞台に、特殊部隊員の極限の潜入任務を描くサバイバルアクションゲーム。2008年08月21日にAQインタラクティブからPlayStation 3で発売されました。本作は、2007年にXbox 360で発売された『ヴァンパイアレイン』をベースに、ゲームバランスの調整や新要素を追加した移植版にあたります。プレイヤーは対吸血鬼部隊「AIB」の隊員ジョン・ロイドとなり、降りしきる雨の中、絶望的な戦力差がある敵の目を盗んでミッションを遂行します。

ゲームプレイは、敵に見つからないように目的地へ移動するステルスアクションが中心となります。登場するナイトウォーカー(NW)は、人間の兵器では太刀打ちできないほどの耐久力と、視認された瞬間に距離を詰めてくる超人的なスピードを持っています。そのため、正面からの戦闘は「死」を意味し、プレイヤーは物陰に隠れ、屋根の上を移動し、特殊な視覚装置「ネクロビジョン」で敵の位置や識別レベルを把握しながら、徹底して戦闘を避ける必要があります。PS3版では、主人公の攻撃モーションの高速化や攻撃力の増加などが行われ、Xbox 360版に比べてアクション性が強化されています。

本作は、一般的なアクションゲームとは一線を画すシビアな難易度設計が特徴です。敵に見つかればほぼ即座にゲームオーバーとなる緊張感が、ホラーゲームとしての側面を強調しています。PS3版独自の追加要素として、本編の前日譚やサイドストーリーを描いた「エクストラステージ」が多数収録されているほか、オンラインマルチプレイモードも充実しており、最大8人での対戦や協力プレイが実装されています。

開発元のアートゥーンは、『ブリンクス・ザ・タイムスイーパー』などを手掛けたメーカーです。本作の「見つかったら終わり」という緊張感や、現代社会に潜む吸血鬼という設定は、映画『ブレイド』やリチャード・マシスンの小説『アイ・アム・レジェンド』などに通じる世界観を持っています。吸血鬼ハンターの孤独な戦いや、異種族との生存競争を描いた作品に興味がある方は、これらの関連作品に触れることで、本作のハードボイルドな空気をより深く理解することができます。
アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫)

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