『リアル麻雀アドベンチャー 海へ 〜Summer Waltz〜』は、1998年11月5日にセガサターン用ソフトとして発売されたアドベンチャーゲームで、ジャンルは恋愛アドベンチャー/シミュレーション。『スーパーリアル麻雀』シリーズに登場するキャラクターたちが全年齢向けの物語で描かれており、従来の麻雀対局ではなく、会話やイベントを通じた交流が中心となっている。開発・発売はセタ。
舞台は豊かな自然に囲まれた海辺の街「浜が埼」。プレイヤーは夏休みの1か月間、民宿に滞在しながら「化石グランプリ」への参加と、同じ宿に滞在する女性たちとの交流を進める。平日は化石採掘調査を行い、土日は街を散策してキャラクターと会話し親密度を高める。採掘で得られる化石はコモン・アンコモン・レアに分類され、麻雀の役のように組み合わせて得点を競う。金曜日には特定キャラクターとの化石トレードも可能。
会話パートは選択肢方式と、会話途中で選択肢を挟む「ATS方式」を採用。親密度に応じて「スーパーエンディング」「ハッピーエンディング」「バッドエンディング」に分岐するマルチエンディング構成。全キャラクターをハッピーエンドでクリアすると、人魚伝説にまつわる新シナリオが解放される。2周目以降は特定イベントやグラフィックに変化が加わるほか、街の映画館で過去のイベントを再鑑賞できる。
登場キャラクターはシリーズ既存のヒロインに加え、本作オリジナルの人物も含まれる。キャラクターデザインは田中良ではなく須永氏が担当し、アニメ寄りの表情豊かな原画が特徴。基本的に主要キャラクターはフルボイスで、シリーズ本編では見られなかった性格描写や掛け合いが楽しめる。
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