『ミズバク大冒険』(英題:Liquid Kids)は、1990年にタイトーがアーケード向けに稼働開始した横スクロールアクションゲームで、後にPCエンジンやセガサターンなど複数機種に移植されました。セガサターン版は1997年にビングから発売されています。

舞台はカバ族が暮らす平和な村「ウッディレイク」。ある日、炎の国の大魔王ファイアサタンが軍勢を率いて襲来し、村人や主人公ヒポポの恋人をさらってしまいます。プレイヤーはヒポポを操作し、水の魔法で作る「水爆弾」を武器に、全6ワールド(各ワールド複数ステージ)を冒険しながら仲間を救出します。

攻撃はAボタンで水爆弾を投げ、敵を水で包んで気絶させた後、体当たりや落下で倒す方式。Bボタンでジャンプし、足場を渡ったり敵を避けたりします。水爆弾は放物線を描いて飛び、長押しで巨大化させることも可能。敵をまとめて倒すと高得点が得られるなど、スコアアタック性も高い設計です。

各ステージにはワープゾーンや多彩なアイテムが配置され、ポンプ(チャージ速度アップ)、バケツ(爆弾サイズ増加)、ゴム長靴(水上で滑らない)、ミラクルボール(一定時間無敵)などが一時的に能力を強化します。難易度は高めで、敵の配置や即死トラップが多く、アクションの精度と攻略ルートの把握が求められます。