『GAME BASIC for SEGASATURN』は、1998年6月25日にアスキーから発売されたセガサターン用のBASIC言語開発環境です。開発はビッツラボラトリーが担当しました。MSX-BASICに近い文法を採用しつつ、サターンの2D描画や3Dポリゴン機能を直接扱えるコマンド群を備え、実機上でのゲーム制作やプログラム実行を可能にしています。
本ソフトには、サターン本体だけでプログラムを入力できるソフトウェアキーボードが内蔵されており、別売のキーボードや付属の通信ケーブルを使えばPCと接続してプログラム編集や転送も行えます。PC側の専用ツールを利用することで、漢字入力や外部データの取り込みも可能です。
描画系コマンドはスプライト表示やポリゴン描画、テクスチャ貼り付けなどに対応し、サターンのハード性能を活かした高速処理が可能です。さらに、サウンド再生やパッド入力、CD-ROMアクセスなど、ゲーム制作に必要な機能がBASICコマンドとして用意されています。
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