『ラングリッサーV THE END OF LEGEND』は、シリーズ最終作として1998年にセガサターンで発売されたシミュレーションRPGです。前作『IV』の直接的な続編であり、ラングリッサーとアルハザードを巡る戦争の終焉を描いています。
本作では、主人公シグマが記憶を失った状態から物語が始まり、時間移動や記憶改変といったSF的要素が加わることで、シリーズ中でも特に複雑な構成となっています。戦闘システムは『IV』をベースにしつつ、ユニットの行動順を「判断力」で決定するセミリアルタイム制を採用。クラスチェンジや傭兵指揮、好感度による告白イベントなど、シリーズの定番要素も健在です。
物語はルート分岐によって複数のエンディングに到達し、選択次第でシグマの運命や仲間との関係が大きく変化します。セガサターン版では戦闘演出が滑らかで、音声演出も強化。後にPlayStation版『IV&V ファイナルエディション』として再構成され、UIや難易度が調整されたリニューアル版も登場しました。
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