『くのいち捕物帖』は、1998年にGMFよりセガサターン向けに発売された育成アドベンチャーゲームです。プレイヤーは女忍者「沙悟浄蘭」を操作し、彼女を公儀隠密として一人前に育て上げることを目的とします。物語は江戸を舞台に展開され、選択肢や修行内容、ミニゲームの成績などが蘭の性格やストーリー分岐に影響を与える設計となっています。
ゲームには複数のエンディングが用意されており、プレイヤーの行動次第で蘭が故郷に帰る、賭博師になる、あるいは恋愛関係に発展するなど、様々な結末が描かれます。戦闘はカードバトル形式で行われ、戦略的なカード選択が勝敗を左右します。恋愛要素も含まれており、攻略対象キャラクターとの関係性によって専用エンディングが発生する仕様です。
本作はセガサターンのほか、翌年にPlayStation版も発売されました。キャラクターデザインや音声演出も含まれており、育成と物語性を融合させた作品として一定の評価を受けています。なお、主人公は固定で女性キャラクターとなっており、女性向け要素を含みつつも一般向けタイトルとして展開されました。
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