『仙窟活龍大戦カオスシード』は、1998年にセガサターン向けに発売されたダンジョン育成型シミュレーションRPGです。もともとは1996年にスーパーファミコンで登場した作品で、セガサターン版ではグラフィックの強化やフルボイス化など、演出面が大幅に向上しています。
プレイヤーは“洞仙”と呼ばれる仙人となり、荒廃した土地に「仙窟」と呼ばれるダンジョンを築いてエネルギーを生み出し、土地を蘇らせることが目的です。ゲームは、ダンジョンの設計・育成を行うシミュレーションパートと、侵入者を撃退するアクションパートが交互に展開されます。
ダンジョンには部屋や通路を自由に配置でき、それぞれの部屋には役割と機能が設定されています。資源の管理や仙獣(サポートキャラ)の召喚・指示など、戦略性の高い要素が多く、プレイヤーの判断が仙窟の成長に直結します。侵入者は賞金稼ぎや剣豪、異国の勇者など多彩で、彼らを撃退することで仙窟の安全を確保します。
シナリオは段階的に進行し、選択肢によってエンディングが分岐するマルチエンディング形式を採用。同じシナリオでも地形や配置が変化するため、繰り返しのプレイでも新鮮さが保たれます。チュートリアルも丁寧に設計されており、複雑なシステムながらも段階的に理解できる構成です。
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