1997年にセガサターンで発売された『スーパーロボット大戦F』は、人気ロボットアニメ作品が一堂に会するシミュレーションRPGであり、シリーズの中でも特に記憶に残る作品のひとつです。翌年にはPlayStation版も登場し、演出やバグ修正などの改良が加えられました。

本作は『第4次スーパーロボット大戦』をベースにしつつも、シナリオや参戦作品を大幅に刷新し、実質的には新作といえる内容となっています。『新世紀エヴァンゲリオン』『伝説巨神イデオン』『トップをねらえ！』などの新規参戦作品が話題を呼び、重厚なストーリーと戦略性の高いゲームシステムが多くのファンを魅了しました。

また、前後編に分かれた構成となっており、本作『F』のセーブデータは続編『F完結編』に引き継ぐことが可能です。戦闘シーンのフルボイス化や、DVE（ドラマチック・ボイス・イベント）など、演出面でも大きな進化を遂げた作品です。