『ガンフロンティア アーケードギアーズ』は、タイトーが1990年にアーケードゲームとして稼働した縦スクロールシューティングゲームの移植作品です。エクシングからセガサターンで発売され、プレイヤーは自機「デスペラード」を操作し、宇宙海賊「ワイルドリザード」を倒すため、全6ステージを戦い抜きます。
本作は、西部開拓時代をテーマにした独特の世界観とストーリー性が特徴です。メカニックデザインもリボルバー拳銃をモチーフとするなど、細部にわたってその世界観が表現されています。印象的なBGMや効果音、派手な演出は、当時のアーケード版でも高く評価されており、ゲーム誌『ゲーメスト』の企画では大賞7位、ベストシューティング賞5位など、複数の賞を獲得しました。ゲームの難易度は高めで、弾幕が厚く、敵の当たり判定も大きい点も特徴です。
ゲームシステムには、アイテム「シルバーコイン」を集めてショットをパワーアップさせる要素があります。コンティニュー時や特定の敵を倒した際には「マックスコイン」が出現し、さらなる強化が可能です。また、最終ボス戦には6発の弾数制限が設けられるなど、特殊な勝利条件が存在します。しかし、セガサターン版の移植に関しては、本作の肝となる内部ランクが全く上昇しないという問題点が指摘されており、アーケード版の再現度については一部で批判もありました。
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