『出動!ミニスカポリス』は、実写映像と選択肢分岐が融合したセガサターン向けのアドベンチャーゲームです。

本作は、テレビ番組『出動!ミニスカポリス』(©テレビ東京)を原作とし、番組に登場する女性警官ユニット「ミニスカポリス」がゲーム内でも活躍します。プレイヤーは新人刑事として、彼女たちと共に事件の解決を目指します。ゲームはフルモーションビデオ(FMV)を多用し、実写映像を背景に選択肢を選ぶことで物語が分岐していきます。選択によって展開が変化し、複数のエンディングに到達する構造が採用されています。

また、映像はバラエティ番組のような演出が施されており、コミカルなやり取りやセクシーなシーンも含まれています。これにより、当時のファン層に向けたサービス要素が強調されていました。開発元のサダソフトは、同様の実写系ソフトを複数手がけており、本作もその流れを汲んだ作品です。ゲーム性よりも映像コンテンツとしての側面が強く、セガサターンのCD-ROM容量を活かした構成となっています。

セガサターン版では、映像の画質は当時の標準的なMPEG圧縮で収録されており、操作はシンプルなボタン選択式です。グラフィックやサウンドは実写映像が中心のため、他のアドベンチャーゲームとは一線を画す構成となっています。