『アサルト リグス』は、1996年10月4日にエレクトロニック・アーツ・ビクターからPlayStation版が、1997年9月11日にソフトバンクからセガサターン版が発売された3Dアクションシューティングゲーム。映画『トロン』を彷彿とさせる電脳空間を舞台に、ホバー戦車「リグ」を操って障害物を突破し、仮想現実内でのスポーツ競技としてのアクションバトルを繰り広げる作品となっています。
プレイヤーは、スピード重視や防御重視など性能の異なる3種類の「リグ」から機体を選択し、サイバーパンクな雰囲気漂う3Dフィールドへと出撃します。ゲームの目的は、敵戦車を撃破することだけではなく、ステージ内に配置された「ジェム(宝石)」をすべて回収してゴールに到達することです。フィールドにはジャンプ台やエレベーター、押し出せるブロックといったパズル的なギミックが多数配置されており、単なる撃ち合いに留まらない戦略的なルート構築が求められます。
開発は『ワイプアウト』シリーズなどで知られるイギリスの名門スタジオPsygnosisが手掛けており、当時の次世代機らしい浮遊感のある挙動と、テクスチャマッピングされた近未来的なグラフィックが特徴です。無機質ながらも洗練されたテクノサウンドが響く中、デジタル空間を縦横無尽に駆け巡る、洋ゲーらしいスタイリッシュな没入感を味わうことができます。
『アサルト リグス』は、イギリスのPsygnosis(後のSCEスタジオ・リバプール)が開発した完全オリジナル作品です。PC(MS-DOS)版も存在し、当時の欧州における「未来の仮想スポーツ」というSFテーマを反映したアクションゲームの一つとして制作されました。












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