『スリー・ダーティ・ドワーブズ』は、1997年にセガよりセガサターン向けに発売されたベルトスクロール型アクションゲームです。開発はAppaloosa Interactiveが担当しており、同社は『エコー・ザ・ドルフィン』などで知られるハンガリーのゲームスタジオです。本作は、現代アメリカを舞台に、軍の施設に幽閉された天才児たちがボードゲームのキャラクターである3人のドワーフを現実世界に召喚し、彼らが子供たちを救うために戦うという奇抜な設定で展開されます。
ゲームは、3人のドワーフ(グレッグ、タコニック、コルソグ)を操作しながら進行し、それぞれ異なる武器(野球ボール、ボウリング玉、ショットガン)を駆使して敵を撃退します。ライフ制ではなく、攻撃を受けると即座にダウンし、次のキャラクターに交代する形式が採用されています。ダウンした仲間は殴って復帰させる必要があり、このユニークなリスポーン方式がゲーム性に独特のテンポを与えています。
ステージ構成は、通常のベルトスクロール型に加え、野球やマンション破壊などのミニゲーム的な要素も含まれており、演出面ではアニメーションムービーが挿入されるなど、物語性の補完も図られています。最大3人同時プレイにも対応しており、セガサターンのマルチターミナル6を使用することで実現可能です。音楽はAndy Armerが担当し、ステージごとに異なる楽曲が用意されています。
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