『フィッシング甲子園II』は、テレビ番組の特番をモチーフに、多彩なジャンルの釣り競技を勝ち抜くフィッシング・シミュレーションゲーム。1997年3月14日にPlayStation版が、同年5月30日にセガサターン版がキングレコードから発売されました。

本作は、テレビ大阪・テレビ東京系列で放送されていた長寿釣り番組『THE フィッシング』のスペシャル企画「フィッシング甲子園」をゲーム化したシリーズの第2弾です。釣具メーカー大手のダイワ精工(現・グローブライド)が全面協力しており、作中には実在するダイワ製のロッドやルアーが多数登場します。プレイヤーは釣り大会の参加者となり、予選から決勝までの全4ラウンドを戦い抜きます。最大の特徴は、対象魚がブラックバスに限定されず、海釣りや川釣りが混在している点です。河口湖でのバスフィッシング、剣崎沖でのイサキ釣り、管理釣り場でのヘラブナ対決、そして決勝戦のサイパン沖でのトローリング(大物釣り)といった、環境もルールも異なる釣りを1本のソフトで体験できます。

ゲームシステムは、魚の生態や天候を考慮してポイントを選定し、適切なタックル(釣具)を選択するシミュレーション要素と、ヒット後の魚との駆け引きを行うアクション要素で構成されています。特にファイト中は、糸のテンションを示すゲージを管理しながらリールを巻く技術が求められます。また、前作に引き続きストーリー性が重視されており、大会の進行に合わせてライバルたちとの会話イベントが発生し、RPGのような展開を楽しむことができます。発売当時には、ゲームのクリアスコアを競うキャンペーンが実施され、優勝者にはサイパン旅行が贈呈されるなど、メディアミックス展開も行われました。

本作のモデルとなった『THE フィッシング』は、1983年から続く日本の代表的な釣り番組です。番組のスポンサーであるダイワ精工との強力なタイアップにより、ゲーム内でも最新(当時)のタックルデータが反映されています。発売元のキングレコードは、アニメや音楽事業の印象が強いメーカーですが、90年代には本作のようなタイアップ系のゲームソフトや、独自のシミュレーションゲームを数多くリリースしていました。

フィッシング甲子園II(ゲームソフト)

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