『アクチャーゴルフ』は、複数のカメラアングルと音声実況によってテレビ中継さながらの臨場感を再現した3Dゴルフシミュレーション。1997年4月4日にセガサターン版が、同年4月11日にPlayStation版がナグザットから発売されました。

本作は、英国のデベロッパーGremlin Interactiveが開発し、海外では『Actua Golf』の名で知られるタイトルの日本語ローカライズ版です。最大の特徴は、当時としては先進的な「モーションキャプチャー技術」を導入している点にあります。実在のプロゴルファーの動きを取り込んだスイングアニメーションは非常に滑らかで、ポリゴンで描かれたゴルファーがリアルな挙動を見せます。また、コース上のカメラワークも多彩で、ボールの軌道を追うテレビ放送風のアングルや、カップ周りのクローズアップなど、視覚的な演出に力が入っています。

ゲームモードには、ストローク、マッチプレイ、スキンズといった基本的なルールのほか、最大4人でのマルチプレイも搭載されています。プレイヤーは風向きやライ(地面)の状態を読み、クラブを選択してショットを行いますが、操作方法はパワーゲージをタイミングよく止めるオーソドックスなスタイルを採用しており、シミュレーターとしてのリアリティとゲーム的な遊びやすさのバランスが取られています。実況音声には日本語ボイスが収録されており、ナイスショットやミスショットに対してコメントが入ることで、孤独になりがちなゴルフゲームに賑やかさを加えています。

本作の開発元であるGremlin Interactiveは、サッカーゲーム『Actua Soccer(日本名:VRサッカー)』などを手掛けたことで知られる英国のスタジオです。「Actua Sports」シリーズとして展開された同社の作品群は、3D空間でのスポーツ表現において当時最先端の技術を持っていました。本作でゴルフの戦略性やコースマネジメントに興味を持たれた方には、実際のゴルフ理論を学べる書籍や、ゴルフを題材にした名作漫画などが、より深く競技性を理解するための入り口となります。

風の大地(ゴルフ漫画の名作)

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