『クローバーの国のアリス ~Wonderful Wonder World~』は、童話『不思議の国のアリス』をモチーフにしつつも、マフィアの抗争や銃撃戦が日常的に繰り広げられる危険な世界での恋愛を描くファンタジー・恋愛アドベンチャーゲーム。2010年4月15日にプロトタイプからPlayStation 2で発売されました。

本作は、PCゲームとしてヒットした『ハートの国のアリス』の続編にあたります。物語は、主人公アリスが不思議の国に残ることを選択し、個性的な住人たちとの生活に馴染んできた頃に始まります。ある日突然、地殻変動による「引っ越し」が発生し、住んでいた「ハートの国」から遊園地と時計塔が消滅、代わりに「クローバーの塔」と「森」が出現して「クローバーの国」へと変化してしまいます。これにより、前作のキャラクターの一部が入れ替わり、新たな住人として「眠りネズミ」のピアスや「トカゲ」のグレイなどが登場します。

ゲームシステムは、全220ターンの中でマップ上のキャラクターを訪問して好感度を上げるターン制を採用しています。本作では特にマフィアである「帽子屋ファミリー」や各勢力の対立構造がクローズアップされており、各勢力のトップが集まる「会合」への強制参加や、領土間の抗争に巻き込まれる展開が多く用意されています。2011年にはPSPへの移植が行われたほか、2014年にはキャラクターグラフィックを一新した『新装版』も発売されました。

本作のシナリオは、童話のパロディにとどまらず、登場人物たちが抱える「役割」への葛藤や、主人公の現実逃避的な心理描写など、深く重いテーマを扱っていることで知られています。その独特なテキストと世界観を補完するために、公式ビジュアルファンブックを読むことを推奨します。書き下ろし小説や開発者インタビューを通じて、物語の裏側に隠された設定やキャラクターたちの真意に触れることができます。
クローバーの国のアリス 公式ビジュアルファンブック [書籍]

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