『真・翡翠の雫 緋色の欠片2』は、2007年発売の『翡翠の雫 緋色の欠片2』をベースに、シナリオ・演出・CGを強化したリメイク作品です。2009年10月1日にPlayStation 2で発売され、後にPSP（2010年）・DS（2011年）にも移植されました。

物語の舞台は、山と海に囲まれた綿津見村。主人公・高千穂珠洲は「玉依姫」の候補として育てられ、龍神の厄災を鎮めるために母と姉弟子・八坂真緒を失います。やがて、真緒が「豊玉姫」として妖人を従えて現れ、神器「勾玉」の引き渡しを迫る中、珠洲の前には守護者として選ばれた少年たちが現れます。重森晶、壬生克彦、壬生小太郎、天野亮司、高千穂陸、御子柴圭、賀茂保典らとの関係性が物語の軸となり、選択によって恋愛や信頼の行方が変化します。

PSP版では追加イベントやミニゲームが導入され、DS版では新規シナリオ「桃花祭」が収録され、後日談が描かれます。DS版はフルボイス化されており、既存ユーザーにも新たな楽しみが提供されています。