『神曲奏界ポリフォニカ THE BLACK』は、人気ファンタジー作品『神曲奏界ポリフォニカ』の世界観を共有しながら、新たな主人公と精霊による物語を描くスピンオフ作品です。2009年にプロトタイプからPlayStation 2向けに発売され、原作小説『ポリフォニカ THE BLACK』の前史にあたるエピソードをフルボイスで体験できます。

物語は、旅客機墜落事故から始まり、少女マティアと巨漢の精霊マナガの邂逅を描く「エピソード1」と、3年後に警官となった2人の活躍を描く「エピソード2」で構成。選択肢のない“キネティックノベル”形式で進行し、プレイヤーは物語を読み進めることで、精霊と人間の絆や成長を味わえます。

PS2版では、イラストレーターBUNBUNによる新規イベントCGの追加、プログレッシブ出力対応、アンチフリッカー機能搭載など、演出面が強化されています。シリーズ本編との時代設定やキャラクターの関係性も丁寧に描かれており、ファンにとっては世界観を深く掘り下げる一作となっています。

『神曲奏界ポリフォニカ THE BLACK』は、榊一郎・大迫純一によるライトノベルシリーズで、音楽によって精霊と契約を結ぶ“神曲楽士”たちの活躍を描く『ポリフォニカ』世界のスピンオフ。舞台は帝都警察を中心に、精霊と人間の共存、犯罪、信念をテーマにしたシリアスな物語が展開される。シリーズ本編とは異なる視点から、より社会的・人間的なドラマが描かれている。